若宮神社(わかみやじんじゃ)は、熊本県八代市東陽町南に鎮座する神社である。旧社格は郷社。

由緒

八代郡史によれば、天正年間(1573年 - 1592年)、阿蘇の分胤大里土佐守が当地に居住した際、健磐龍命と姫御子明神の2神を肥後国種山郷赤山に奉斎し若宮神社と称した。そして宝暦3年(1753年)、赤山より現在地に遷宮し、種山郷の氏神としたという。

また、御神体背面には寛永3年(1626年)の記録がある。

境内には、明応9年(1500年)銘の六地蔵塔が建つ。参道途中の石灯籠は、種山石工橋本勘五郎作で嘉永4年(1851年)に奉納されたものという。明治5年(1872年)、郷社に列した。

御祭神

  • 健磐龍命
  • 姫御子明神

例祭日

  • 例祭 - 7月25日
  • 秋季祭 - 10月9日

出典

参考文献

  • 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、1156頁

関連項目

  • 阿蘇神社
  • 種山石工

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