1954年フランスグランプリ (1954 French Grand Prix) は、1954年のF1世界選手権第4戦として、1954年7月4日にランスで開催された。
概要
メルセデスが待望の新車W196を投入し、1939年以来のグランプリ復帰を果たした。ドライバーはファン・マヌエル・ファンジオがマセラティから移籍し、ハンス・ヘルマン、カール・クリングが起用された。
メルセデスはF1デビュー戦から圧倒的な速さを見せ、ファンジオは予選で2位のクリングに1秒差をつけてポールポジションを獲得、決勝でもファンジオとクリングがトップ争いを繰り広げ、僅差でファンジオが制してワン・ツー・フィニッシュを達成した。
エントリーリスト
- * 印はエントリーしたが参戦しなかったドライバー
結果
予選
- マントヴァーニは予選に出走せず
決勝
- ファステストラップ
- ハンス・ヘルマン(メルセデス・ベンツ) 2:32.9(3周目)
- ラップリーダー
- カール・クリング (Lap 1-2, 29-33, 38, 54-57, 60)
- ファン・マヌエル・ファンジオ (Lap 3-28, 34-37, 39-53, 58-59, 61)
記録
- F1デビュー
- ドライバー:ジャック・ポレー、カール・クリング
- コンストラクター:メルセデス
- タイヤ:コンチネンタル
- デビュー戦で優勝
- コンストラクター:メルセデス - 1950年イギリスグランプリのアルファロメオ以来2例目(F1最初のレースであるため、実質的には初)。
- タイヤ:コンチネンタル
- メルセデスはイタリア以外のコンストラクターで初めて優勝を果たした(インディ500は除く)。
第4戦終了後のポイントランキング
- ドライバーズポイントランキング
- 注:トップ5のみ表示。ベスト5戦のみがカウントされる。
脚注



