郡上八幡駅(ぐじょうはちまんえき)は、岐阜県郡上市八幡町
歴史
- 1929年(昭和4年)12月8日:鉄道省越美南線深戸駅 - 当駅間開通時に終着駅として開設。旅客・貨物取扱開始。
- 1932年(昭和7年)7月9日:当駅 - 美濃弥富駅(現・郡上大和駅)間延伸。同時に下り線ホームに待合所新設。
- 1965年(昭和40年)10月25日:昭和天皇・香淳皇后が第20回国民体育大会に合わせて県内を行幸啓。当駅着発お召し列車運行。
- 1974年(昭和49年)10月1日:貨物取扱廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)12月11日:越美南線が長良川鉄道へ転換、同社の駅となる。
- 1993年(平成5年)12月11日:「ふるさとの鉄道館」開館。
- 2015年(平成27年)8月4日:駅舎等の建造物が国の登録有形文化財に登録(後述)。
- 2017年(平成29年)4月28日:駅舎が開業時の外観に復元・リニューアルされる。
駅構造
単式・島式ホーム2面3線を有する地上駅。駅舎側が単式ホームで、両ホームは跨線橋で連絡している。ホーム側面は玉石積み構造が残されている。木造駅舎を備える。
駅舎は、開設当時の建物(木造平屋建)を数度の改修を経ながら使用している本屋の他、信号関連機器を保管していた灯室等も残されている。
駅舎内で国鉄時代に実際に使用した鉄道用品等を展示していた「ふるさとの鉄道館」、駅舎に隣接して営業していた喫茶店「あじさいのはな」はいずれも駅舎リニューアルの際に閉鎖され、その場所は観光案内所やカフェ、売店となっている。
- 文化財
2015年に国の登録有形文化財として登録されたものは以下の通り。
- 本屋及び上りプラットホーム
- 跨線橋
- 下りプラットホーム及び待合所
- 物置及び梃子上屋(てこうわや)
のりば
- 付記事項
- 2番のりばには美濃太田寄りにも出発信号機を設置しているため、両方向への出発が可能だが、毎日1往復存在する美濃太田 - 当駅間の列車は2番のりばに到着後、一度北濃方面に引上げて1番のりばに転線するため、2番のりばから発車する上り定期列車は存在しない。
- 3番のりばから発車する定期列車は存在しないが、観光列車ながらの運転日には、郡上八幡止まりの鮎号が折返し発車待ちの間に停車している。
利用状況
駅周辺
駅北側で吉田川が長良川に注ぎ、吉田川沿いに郡上八幡の市街地が広がっている。当駅は市街地からやや南に離れた長良川沿いに位置する。駅前から市街地を巡回するコミュニティバス(まめバス)が運行されている。
- 長良川
- 吉田川
- 郡上八幡地方合同庁舎
- 郡上市民病院
- 国道156号
- 国道256号
- 岐阜県道327号八幡停車場線
- 東海北陸自動車道 郡上八幡IC - 駅から北に約1.8km。郡上八幡バスストップを併設。
バス路線
- 郡上市自主運行バス
- 相生線
- 白鳥交通
- 郡上八幡白鳥線
- 荘川白川郷線 (運休中)
- 白鳥ひるがの線
- 八幡バス
- 明宝線
- 和良線
- コミュニティーバスまめバス
- 岐阜バス
- 高速岐阜八幡線
隣の駅
- 長良川鉄道
- ■越美南線
- 相生駅(24) - 郡上八幡駅(25) - 自然園前駅(26)
脚注
参考文献
- 澤井泰『高山線の全駅乗歩記』文芸社、2016年10月15日。ISBN 978-4-286-16551-6。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 中部の駅百選
- 月に行く舟:北川悦吏子が書き下ろしたテレビドラマ(旧中部日本放送、現在のCBCテレビ)。2014年8月27日、この駅でクランクイン。
外部リンク
- 郡上八幡駅 - 長良川鉄道
- 郡上八幡駅舎カフェ
- 長良川鉄道郡上八幡駅本屋及び上りプラットホーム - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 動画で見るニッポンみちしる 郡上八幡駅 - NHKアーカイブス(駅舎改修前の映像)




