ツルギキョウ(蔓桔梗、学名:Codonopsis javanica)はキキョウ科ツルニンジン属に属する多年草である。ツルギキョウ属に分類されることもある。

特徴

関東地方以西の丘陵地を中心に自生するつる性植物である。葉は卵型をしており、互生する。花色はツルニンジンに似て、白色で中心部分は臙脂色をしている。花は小さく、雄性先熟の性質を持つ。花後には液果ができる。この液果は熟すと赤紫色になる。

学名の由来

本種の学名の由来はCodon+opsisの合成語であり、意味は「鐘に似た」という意味になる。これは、本種の花の形状が小さな鐘状であることにちなむ。種小名のJavaは「ジャワの」亜種名のJaponicaは、「日本原産の」という意味がある。

余談

外来種のキョウチクトウ科のツルニチニチソウ(学:Vinca major)もツルギキョウと呼ばれることがあるが、本種とは全くの別種であり、花も全く異なる。

脚注


ツルギキョウ あとみっくのブログ

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ツルギキョウ

ツルギキョウ(蔓桔梗)

Campanumoea javanica var. japonica ツルギキョウ(雌期) ツルギキョウ 1801 … Flickr