宇川 徹(うかわ とおる、1973年5月18日 - )は、千葉県松戸市出身のモーターサイクル・ロードレーサー。1990年代前半から2000年代前半までホンダワークスライダーとして活躍した。

略歴

1993年・1994年全日本ロードレース選手権GP250クラスチャンピオン。1996年から2003年にかけてロードレース世界選手権にフルシーズン参戦。2002年の南アフリカGPにて、最高峰クラスのMotoGPクラスで日本人として初めて優勝する。鈴鹿8時間耐久ロードレースでは最多となる5回優勝。

2004年以降主にワークスマシンの開発ライダーとしてMotoGPにもスポット参戦したが、2006年2月これまでの経験を評価され本田技術研究所に入社。市販モデルの開発業務に専念するため、選手を引退した。

2018年はホンダの二輪ワークス・チーム復活に伴い、全日本ロードレースと鈴鹿8時間耐久レースのチームHRCの監督に就任した。HRCが全日本ロードレース選手権参戦を休止した24年現在は監督から離れて、ホンダものづくりセンターで開発に携わりながら、仲間達とサンデーレースやテイスト・オブ・ツクバへの参戦を行っている。

戦績

  • 1989年 - ロードレースデビュー
    • 九州選手権SP250チャンピオン(テクニカルスポーツ九州)
  • 1990年 - 鈴鹿4時間耐久ロードレース優勝(柳川明/テクニカルスポーツ九州)
  • 1991年 - 全日本ロードレース選手権国内A級250ccチャンピオン(テクニカルスポーツ九州)
    • 鈴鹿6時間耐久ロードレース優勝
  • 1992年 - 国際A級昇格
    • 全日本ロードレース選手権国際A級250ランキング13位(HRC)
  • 1993年 - 全日本ロードレース選手権国際A級250チャンピオン(3勝/HRC/NSR250)
  • 1994年 - 全日本ロードレース選手権国際A級250チャンピオン(6勝/HRC)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレース リタイヤ
    • ロードレース世界選手権GP250日本GP(鈴鹿)3位
  • 1995年 - 全日本ロードレース選手権GP250ランキング2位(5勝/HRC/NSR250)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレースリタイヤ
    • ロードレース世界選手権GP250日本GPリタイヤ
  • 1996年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング5位(ベネトン・ホンダ/NSR250)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレース8位(ミゲール・デュハメル)(ヴァルキュリー・ホンダ/RVF750/RC45)
  • 1997年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング5位(ベネトン・ホンダ/NSR250)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝(伊藤真一)(ホリプロ・ホンダwith HART//RVF750/RC45)
  • 1998年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング4位(ベネトン・ホンダ/NSR250)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝(伊藤真一)(ラッキーストライク・ホンダ/RVF750/RC45)
    • 全日本ロードレース最終戦MFJ-GP3位(カストロール・ホンダ/NSR250)
  • 1999年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング2位(2勝/シェルアドバンス・ホンダ)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレースリタイア(伊藤真一)(ラッキーストライク・ホンダ/RVF750/RC45)
    • 全日本ロードレース最終戦MFJ-GPリタイア(シェルアドバンス・ホンダ/NSR250)
  • 2000年 - ロードレース世界選手権GP250ランキング4位(2勝/シェルアドバンス・ホンダ/NSR250)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝(加藤大治郎/キャビン・ホンダ/VTR1000 SPW)
  • 2001年 - ロードレース世界選手権GP500ランキング10位(レプソル・ホンダ/NSR500)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレース4位(加藤大治郎、玉田誠/キャビン・ホンダ/VTR1000 SPW)
    • 全日本ロードレース選手権MFJ-GP(鈴鹿)優勝(キャビン・ホンダ/VTR1000 SPW)
  • 2002年 - ロードレース世界選手権MotoGPランキング3位(1勝/レプソル・ホンダ/RC211V)
  • 2003年 - ロードレース世界選手権MotoGPランキング8位(キャメル・プラマック・ポンス/RC211V)
    • 鈴鹿8時間耐久ロードレースリタイア(井筒仁康、青山博一/セブンスターズ・ホンダ7/VTR1000 SPW)
  • 2004年 - 鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝(井筒仁康/セブンスターズ・ホンダ7/CBR1000RRW)
    • 鈴鹿300km耐久ロードレース優勝(井筒仁康/セブンスターズ・ホンダ7/CBR1000RRW)
  • 2005年 - 鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝(清成龍一/セブンスターズ・ホンダ7/CBR1000RRW)

ロードレース世界選手権

1993年からのポイントシステム:

  • 凡例
  • ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。

参照


【鈴鹿8耐 40周年記念トークショー】勝てるチームにいることが重要…8耐最多勝 宇川徹が明言 バイクライター青木タカオの取材日記

鈴鹿8耐 TOP10TRIAL SUZUKA8HOURS YouTube

【鈴鹿8耐】YAMAHAスペシャルカラー 鈴鹿8耐 情報21<2018/6/17> Motor Racing for My

鈴鹿8耐メーカー合同テスト 番外編4 Racing Heroes

【画像】『鈴鹿8耐』についてwwwww ニュー芸能速ch