ナミュール家(フランス語:Maison de Namur)は、ナミュール伯領を最初に領した貴族の一族。ベランジェ家ともいわれる。
歴史
ナミュール家は1136年、ルクセンブルク伯コンラート1世の娘エルメジンデとの婚姻を通して、ルクセンブルク伯領を手に入れた。さらに同家はデュルビュイ伯領およびラ・ロッシュ伯領も相続により手に入れた。
1247年、最後の女伯エルメジンデの死去により同家は断絶、所領の大半はリンブルフ公家に継承されたが、ナミュールのみは1199年7月26日のディナン条約によりエノー伯家に継承された。
系図
ナミュール伯
デュルビュイ伯
ラ・ロッシュ伯
参考文献
- Felix Rousseau: Actes de comtes de Namur de la première race 946/1146, Brüssel 1936
- Detlev Schwennicke: Europäische Stammtafeln, Band VII (1979) Tafel 68

