逆川(さかがわ)は、静岡県の主に掛川市を流れる二級河川。太田川水系原野谷川の支流。
概要
蛇行が激しく、たびたび水害をもたらしてきた暴れ川である。堤が欠ける(決壊する)ことから「かけがわ」(欠川→掛川)とも呼ばれ、当地域が「掛川」と呼ばれる由縁となったと伝えられている。掛川城のすぐ南を流れており、天然の濠としても使われていた。春には川沿いに掛川桜がみられる。
地理
静岡県掛川市東山の粟ヶ岳に源を発し、掛川市中心部を激しく蛇行しながら西進、流路の一部では周辺の他河川とはほぼ逆向きの、南東から北西の方向へと流れる針路をとりながら、袋井市愛野付近で原野谷川に合流する。
歴史
- 1923年(大正12年)1月 - 1932年(昭和7年)4月:逆川河川改修。
- 1982年(昭和57年)9月10日:台風18号による豪雨災害。罹災家屋2,605戸(全壊2、半壊2、床上浸水1,173、床下浸水1,428)、冠水農地 8.6ha、被害総額57億6000万円。
- 1982年(昭和57年)12月 - 1987年(昭和62年)3月:河川激甚災害対策特別緊急事業河川改修。
主な支流
脚注




